国立国際医療研究センター研究所 生体恒常性プロジェクト

新着情報

2023.08.31

論文業績を更新しました.

論文業績を更新しました.

2023.07.31

田久保らの論文が公開されました.

当ラボと東京女子医大の本田浩章先生との共同研究よる, 造血幹細胞の細胞数と機能を維持する分子機構についての論文が, Proc Natl Acad Sci USA (PNAS)誌に掲載されました(MBTD1 preserves adult hematopoietic stem cell pool size and function). 2011年に本田先生たちとPNAS誌で報告した胎児型造血幹細胞で必要な遺伝子Mbtd1が, 成体骨髄の造血幹細胞においてはFoxO3aという抗ストレス応答遺伝子の発現を高く保つことなどを通じて, 細胞周期の静止期性やストレス耐性を幹細胞に付与することを見出しました. (NCGMからのプレスリリース)

2023.06.18

客員研究員の城下さんらの論文が公開されました.

客員研究員の城下さん(現・立川病院血液内科)と研究員の小林さんによる, 造血幹細胞の解糖系酵素の機能を明らかにした論文が, Experimental Hematology誌に掲載されました(Distinct roles of the preparatory and payoff phases of glycolysis in hematopoietic stem cells). 昨年, Cell Rep Methods誌で報告した造血幹細胞の遺伝子編集と静止期培養を組み合わせた造血幹細胞解析手法を活用して、解糖系の準備期と報酬期の意義を明らかにしました.

2023.06.12

慶應義塾大学医学部で医化学特別講義を田久保が担当しました.

田久保が慶應義塾大学医学部で医化学特別講義を担当しました.

2023.06.09

客員研究員の城下さんらの論文が公開されました.

客員研究員の城下さん(現・立川病院血液内科)らによる造血幹細胞の遺伝子編集技術のプロトコル論文が,STAR Protocols誌に公開されました (Evaluating the function of murine quiescent hematopoietic stem cells following non-homologous end joining-based genome editing).昨年Cell Rep Methods誌に報告した,造血幹細胞の遺伝子編集と静止期培養を組み合わせた造血幹細胞解析手法を詳細に報告した技術プロトコルです.

2023.05.31

第9回がんと代謝研究会で反町さんが発表しました.

第9回がんと代謝研究会(愛媛県県民文化会館)で反町さんが “間葉系幹細胞特異的p53欠損は幹細胞特性を変化させて未分化軟部肉腫を発症する”というタイトルで発表しました.

2023.05.19

第20回幹細胞シンポジウムで小林さん,藤田さんの2名が発表しました.

第20回幹細胞シンポジウム(淡路夢舞台)で研究員の藤田さん,小林さんがそれぞれ以下の演題を発表しました.

(藤田さん) Nociceptive nerves facilitate hematopoietic stem and progenitor cell homing to bone marrow by regulating microcirculation

(小林さん) The Pbx1-G9a axis dysregulates lineage output of aged hematopoietic stem cells

2023.04.13

大学院生の反町さんらの論文が公開されました.

学位研究を当研究室で行ってきた反町さん(早稲田大学大学院先進理工学研究科・日本学術振興会特別研究員),研究員の小林さんによる間葉系幹細胞におけるp53遺伝子機能についての論文が,Stem Cell Reports誌に公開されました(Mesenchymal loss of p53 alters stem cell capacity and models human soft tissue sarcoma traits).

代表的な腫瘍抑制因子であるp53が骨髄の間葉系幹細胞(造血幹細胞のニッチ細胞の一つでもあります)の増殖・分化・代謝特性を調節していることを示し,間葉系幹細胞でのp53欠損で発症する軟部肉腫のトランスクリプトーム変化やゲノム変異がヒト軟部肉腫に類似することを明らかにしました.また, ヒト軟部肉腫は一般的には発症部位や形態で分類されますが, それらとは異なりトランスクリプトームによっても予後が異なるサブグループに分類できることも見出しました.

2023.04.06

Tsvee Lapidot先生のセミナーを開催しました.

イスラエル・ワイツマン科学研究所のTsvee Lapidot先生のセミナーを開催しました.NCGM内外からのご参加に感謝申し上げます.

詳細(セミナーポスター)はこちら

2023.03.23

第22回日本再生医療学会総会で田久保が発表しました.

第22回日本再生医療学会総会で(京都国際会館)で田久保が“神経シグナルによる造血幹・前駆細胞のホーミング制御”というタイトルで発表しました.