国立国際医療研究センター研究所 生体恒常性プロジェクト

新着情報

2023.03.16

研究員の綿貫さんの論文プレプリントが公開されました.

研究員の綿貫さん,小林さんによる造血幹細胞の代謝プログラムについての論文プレプリントが,bioRxivに公開されました(Context-Dependent Modification of PFKFB3 in Hematopoietic Stem Cells Promotes Anaerobic Glycolysis and Ensures Stress Hematopoiesis).

新たに単一造血幹細胞レベルでの定量的ATP解析手法を開発し,造血幹細胞がストレスを受けるとPFFKB3を介して解糖系を加速して機能を維持しようとすることを見出しました.

2022.12.05

客員研究員の城下さんの論文が公開されました.

学位研究を当研究室で行ってきた城下さん(慶應義塾大学医学部内科学教室(血液)から出向),研究員の小林さんによる造血幹細胞の遺伝子編集技術の論文が,Cell Rep Methods誌に公開されました(A culture platform to study quiescent hematopoietic stem cells following genome editing).

私たちが開発してきた造血幹細胞の静止期維持培養法を,ゲノム編集技術と組み合わせて最適化し,試験管内で造血幹細胞の静止期制御に関する遺伝子を探索・解析可能にした研究です.

2022.11.29

研究所冬季リトリートで田久保が発表しました.

国立国際医療研究センター研究所(NCGMRI)の冬季リトリート2022(対面を主としたハイブリッド形式で開催)で田久保が“侵害受容神経による造血幹細胞の骨髄生着制御”というタイトルで発表し,箱根山賞最優秀賞を研究所長から授与されました.また,田久保は本リトリートの世話人を務めました.

2022.11.09

慶應義塾大学医学部で医化学特別講義を田久保が担当しました.

田久保が非常勤講師を務める慶應義塾大学医学部で医化学特別講義を担当しました.

2022.10.16

第84回日本血液学会学術集会で綿貫さん,城下さん,藤田さんが発表しました.

第84回日本血液学会学術集会(福岡国際会議場)で綿貫さん,城下さん,藤田さんが発表しました.

2022.10.14

慶應義塾大学医学部の病理学総論講義を田久保が担当しました.

田久保が非常勤講師を務める慶應義塾大学医学部で病理学総論講義を担当しました.

2022.10.11

研究員の小林さん,綿貫さんの総説が公開されました.

研究員の小林さん,綿貫さんによる造血幹細胞の代謝学的特徴と代謝解析手法についての総説論文が,Cells誌に公開されました(Approaches towards Elucidating the Metabolic Program of Hematopoietic Stem/Progenitor Cells).

総説執筆の機会を頂いた東京大学医科学研究所・岩間厚志先生に御礼申し上げます.

2022.09.04

ISEH2022で城下さんが発表しました.

International Society for Experimental Hematologyの51st Annual Meeting(ISEH2022, Edinburgh International Conference Centre)のplenary sessionで

城下さんが “An optimized culture condition for hematopoietic stem cells that improves the gene editing efficiency and post-editing function”というタイトルで発表しました.

2022.09.03

低酸素研究会2022で綿貫さんが発表・受賞しました.

低酸素研究会2022(早稲田大学TWIns)で綿貫さんが “PFKFB3はストレス毎に異なる修飾を介して造血幹細胞機能を維持する”というタイトルで発表しYIA優秀賞を受賞しました.

2022.07.28

客員研究員の藤田さんの論文が公開されました.

学位研究を当研究室で行ってきた藤田さん(慶應義塾大学医学部内科学教室(血液)から出向),研究員の森川さんによる骨髄の神経分布アトラスの論文が,Exp Hematol誌に公開されました(Quantitative Analysis of Sympathetic and Nociceptive Innervation Across Bone Marrow Regions in Mice).

骨髄の透明化手法を利用して,様々な骨の内部にある骨髄の神経線維の種類や分布についての特徴を明らかにした研究です.骨ごとに特徴的な骨髄の神経支配が存在し,それは脾臓とは異なることが示されました.